晴香にまず最初に聞いたことは、どんな風に虐められたいのか。
SMをして自分がどんなことをされいるのかというイメージ。
晴香は、即答でこう答えた。
「身動きが出来ない感じで拘束されながら責められたいです」
痛いことは、望まないらしい。
そういうMではない。
快楽を強制的に押しつけられる快楽責めというやつだろうか。

晴香とホテルに行くということで、新しい道具をいくつか用意した。
この乳首に装着する輪ゴムもその一つだ。
ご存知の人も多いと思うが、乳首が勃起した状態を保ち、常に摘まれているように感覚を与える道具らしい。
これなら日常生活の中でも使えるものだと思い購入してみた。

その効果は、なかなかのもののようだ。
晴香は、この世界の道具にどんなモノがあるのかということには、知識がない。
ローターやバイブというものが存在しているというぐらいのことは知っている。
しかし、SMの責め具や拘束具などのようなモノは知らない。
ネットで画像を見付けて、その道具について説明をすると熱心に聞き入っている。
その時に具体的にこのモノに興味があるのかどうか聞いてみる。
それを総合していくと晴香がどんなプレイを望んでいるのかが想像出来てくる。